寝台列車 鉄道模型とNゲージ関係

寝台列車

寝台列車について

●寝台列車とは

編成の全車両、又はほとんどの車両を寝台車で占める夜行列車の事を指す場合が多いです。 かつて多くの寝台列車が走っていた時期には、日本交通公社発行の時刻表において、「寝台車を主体にして、全部の車両が指定制の列車」と定義されていました。
ですから「津軽」などの、自由席含む座席車が主体で編成内に少数の寝台車が含まれるものは基本的に寝台列車とは呼びません。
特殊なものとして北海道内の「まりも」、「オホーツク」、「利尻」の各夜行列車は、気動車で編成された列車に1~2両の寝台客車が連結されていました。
また「寝台特急」とは、寝台列車のうちの特急列車であり、20系客車以降の固定編成客車による「ブルートレイン」や、 583系電車・285系電車による寝台電車列車があります。

●夜行列車とは

夜行列車

夜間から翌日の朝以降にかけて運転される旅客列車のことで、夜汽車と呼ばれることもあります。その特性上、長距離列車が多いです。
夜行列車最大の長所は、深夜という非有効時間帯を利用して目的地に移動できる事です。
そのため、他の交通機関の最終便より遅く出発し、始発便より早く目的地に到着する設定の場合、最もその効果を発揮します。
時刻表を見ると深夜帯は主要駅を除いて通過しているように見えますが、運転停車などで複数の駅に停車している列車もあります。
これは深夜発早朝着で、運行距離が短い列車に多くみられます。また深夜を利用して幹線などを利用する貨物列車との運行上の兼ね合いもあります。

●寝台車とは

寝台車とは

鉄道車両のうち、寝台設備を有するものを指します。
客車の構造は、ドアなどの仕切が無く寝台のカーテンのみでプライバシーを維持する「開放式寝台」と、定員1~4人程度の個室単位でドアが付いている「個室寝台」とに大別されます。
また、現在のJR各社においてはA寝台とB寝台の2種類が有ります。
A寝台は座席車のグリーン車に相当する優等車であり、B寝台は座席車の普通車に相当する一般車です。 車体表記上は「寝床」を示す「ネ」をつけます。
形式記号はA寝台「ロネ」、B寝台「ハネ」となります。

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